研究ノート①研究計画案(あっち)

私の卒論のテーマは今のところ、「子供に対するイメージと実際の子供とのギャップについて」です。
このテーマを選ぶきっかけになったのは、ジャン=ピエール・ダルデンヌの”ある子供”という映画を観たときに、割りとプラスのイメージで表現されがちな子供が、マイナスのイメージでも表現されていたので、おもしろいと思いテーマにしてみました。
”ある子供”をマイナスイメージの作品として、アメリカ映画の中で子供をプラスのイメージで表現しているものと比較してみようと考えています。
ですが、まだプラスのイメージの方の作品を決められずにいます。
就活の合間にもっとたくさんの作品を観て、いくつかピックアップして研究したいと思います。

ある子供のあらすじを載せておきます。

定職につかず、少年たちを使って盗みを働き、盗品を売ってその日暮らしをしている20歳の青年ブリュノ。ある日、ブリュノの子どもを出産した18歳の恋人ソニアが病院から退院してくる。子どもを見ても何の実感も感じないブリュノ。盗品を売った金でドライブに行ったブリュノとソニアは、まるで子どものようにじゃれあう。しかしブリュノはソニアに子どもの世話を頼まれた間に、カメラを売るように子どもを売ってしまう。
カンヌ国際映画祭で、大賞のパルムドールを受賞した『ロゼッタ』。監督したのはダルデンヌ兄弟。リアリズムに徹した映像は、まるでドキュメンタリーを見ているような錯覚を覚えた。その手法は次作『息子のまなざし』、そして本作『ある子供』にも続いている。主人公ブリュノは、精神年齢は子どものまま大きくなった青年だ。責任感も明日の希望もなく、毎日好きなように生きている。大人になれない若者の問題は、実は欧米先進国では80年代から問題になっているという。タイトルの『ある子供』とはブリュノの子供の事であり、ブリュノ自身の事でもある。大人になることはどういうことか、考えさせられる作品だ。

ひとつひとつのシーンやセリフに深い意味が込められていそうで、とても興味深い作品なので、時間があれば是非見てみてください。
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by mewspap | 2008-04-21 22:42 | 2008年度ゼミ


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