ゴア・ヴァービンスキー監督の作品である
Pirates of the Caribbean―the Curse of the Black Pearl― を研究対象にします。
現時点では
①海賊
②父親の存在・母親不在
③②に関連して映画の中に父なるもの・母なるものの存在があるのか
について研究していこうと思っています。
①はこの映画の中で頻出する海賊の「掟」について調べたいと思います。ゼミの時に「掟」=codeは精神学的?には父親を表すと教えていただいたので、とても興味を抱きました。映画の中で「掟」はただの心得だという結論に至るので、それがこの映画の中の父親とつながるものがあるのか調べていきます。
また船に女を乗せるのは良くないというセリフも度々出てくるので、それはこの映画で母親が出てこないことに関連するのかということも研究していきたいと思います。
②は映画の中に出てくる父親2人について調べます。一人は身分はある(総督)が、無力な感じの父親、一方は映画に出演しない(海賊)にも関わらず、その人物がいなければ物語は進んでいかないという重要な役割を果たす父親です。この2人が対称的に見えたので比較研究しようと思います。
またこの映画には母親の存在はありません。それも疑問に思ったのでこれについても考えていきたいと思います。
③はこれまで述べた通り、この映画では母親は存在せず、父親らしい父親も存在しないように見えます。なので、映画の中で父なるもの、母なるものは存在するのかどうかということに目を向けて調べていく予定です。
現段階で研究しようと考えているのは以上の3点です。