人気ブログランキング | 話題のタグを見る

レビュー① (Yuta)

アメリカン・グラフィティ 1972年
監督・製作 ジョージ・ルーカス
共同製作 フランシス・フォード・コッポラ
出演 リチャード・ドレイファス 
    ハリソン・フォード
 
 時は1962年。カリフォルニア北部の田舎町で高校を卒業した若者達は、それぞれの人生を歩もうとしておりました。奨学金で東部の大学に進学を控える優等生のカート、高校卒業後の進路に悩むスティーブ、V8エンジンを搭載したFord 32's Duce Coupeを駆り、町では彼にかなう者は誰もいない、生粋のHot Rodder ジョン、いつも失敗ばかりしている、イジられキャラのテリー。それぞれ進路の違う彼らが一同に集うことのできる最後の一晩の出来事を、当時のヒットナンバーに載せてお送りする青春ドラマ。ケネディ大統領が暗殺され、ベトナム戦争に突入する以前の、最もアメリカらしかった平和で豊かだった時代を感じることができます。監督は「スターウォーズ」でおなじみのジョージ・ルーカス。この作品は彼の若い頃の思い出をもとに制作されました。カーマニアだった彼によって選ばれた車が登場するため、センスは抜群。ちなみに劇中に登場するファラオ団のマーキュリーは現在、Brian Setzerが所有。音楽もあの伝説のDJ、ウルフマン・ジャックの陽気なトークと共に、英国勢が台頭する前の豊かなアメリカを象徴するDoo Wop、Rockn'Rollを中心に名曲揃い。若かった時代の何気ない馬鹿騒ぎが今見ると何ともいとおしく感じられ、泣けてきます。学生の方は卒業するまでには必ず見るべし。
by mewspap | 2006-12-11 19:48 | 2006年度ゼミ


<< レビュー②  (Yuta) 年末ゼミ予定 >>