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『タイタニック』基本データ(ほなみ)

『タイタニック』(Titanic,1997)
監督・脚本・製作:ジェームズ・キャメロン(James Cameron)
製作:ジョン・ランドー(Jon Landau)

 主要人物
 ・ジャック・ドーソン(Jack Dawson):主人公。絵描きの貧しい青年であるが、タイタニック出港直前にポーカーで船のチケットを手に入れる。船で出会ったローズに惹かれ、身分違いの恋に身をこがす。
 ・ローズ・デウィット・ブカター(Rose Dewitt Bukater):上流階級の令嬢。身分や富など家柄ばかりを大事にする母に対し、未来へ失望しているなか三等船室の乗客ジャックと運命的な出会いを果たす。
 ・キャル・ホックリー(Cal Hockley):大資産家であるローズの婚約者。ローズを愛す一途なところがある反面、お金のためであれば人の命さえも惜しまないと考えている利己的な人間。
 ・ルース・デウィット・ブカター(Ruth Dewitt Bukater):ローズの母。上流階級育ちの未亡人。ブカター家の破産寸前により、ホックリー家の財産目当てに娘ローズを強制婚約させる。どんな手でも使おうとする理不尽な性格。

 あらすじ
 現代。1500人の乗客とともに北大西洋の深海に眠るタイタニック号の引き上げ作業が行われていた。作業を指揮しているのは行方不明となった宝石「碧洋のハート」を発見し、大金を狙うラベットという男。海底の金庫から見つかったのは、若い女性を描いた一枚の絵だけだった。その女性が胸に身につけていたのが「碧洋のハート」。この模様をテレビで見た101歳の女性ローズがラベットに会いに来る。彼女はタイタニック号事故の生存者で、問題の絵のモデルだという。悲劇の航海の模様が、ローズの口から語られていく。
 1912年。イギリスのサウサンプトン港から処女航海に出ようとするタイタニック号に、賭けで勝ってチケットを手に入れて三等船室に乗り込んだ青年ジャックがいた。17歳のローズは上流階級のアメリカ人で、婚約者のキャル、母親ルースと一緒に一等船室に乗る。ローズはキャルとの強制的な婚約に嫌気がさし、船の舳先から飛び降りようとしたのを助けたのがジャックだった。ジャックはローズの家族から食事の招待を受け、上流階級の生活を垣間見る。同時に二人は激しい恋に落ちた。ローズの心が自分から離れたのを知ったキャルは、ジャックに「碧洋のハート」を盗んだと濡れ衣を着せ、彼に手錠をかけて船室に閉じこめる。そして深夜、船は氷山に船体を傷つけられ、停止する。浸水が始まり、沈没が確実となり、救命ボートが降ろされるが、ボートは全乗客分なかった。女と子供が優先してボートに乗せられるが、ローズは閉じ込められたジャックの救出を優先し、結局ジャックや多くの乗客、乗員とともに最後まで船に取り残される。船は完全に沈み、二人は船の残骸につかまったまま冷たい海の中救出を待つ。ローズはジャックの力添えで救出されるが、ついにジャックは力尽きる。
 現代。老いたローズはラベットには言わずに隠し持っていた「碧洋のハート」を海に沈める。彼女の心の中にいつまでもジャックの姿は残り、彼との結婚式の様子が胸に浮かんでいた。彼女にとって悲劇の真実の中に眠る運命の愛に終止符をつけた。
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by mewspap | 2012-08-22 12:37 | 2012年度ゼミ

『Phoebe in Wonderland』基本データ(やん)

『Phoebe in wonderland』(2008)

監督:Daniel Barnz

主要登場人物

Phoebe Lichten:Elle Fanning
他の子供たちとは違った特別なPhoebe。Wonderlandと現実の中で戸惑う主人公。
Hillary Lichten:Felicity Huffman
Phoebeの母。先生にもやもや感を思えながら娘の不幸が全て自分の努力が足りてないからのように思えて彼女もまた不幸である。
Miss Dodger:Patricia Clarkson
Phoebeの学校に新しくきた演劇部の先生。何でも生徒達が自ら考えて行動するようにしている自由な先生。少し不思議な先生。
Peter Lichten:Bill Pullman
Phoebeの父。口下手で冷たくみえるが、全てを自分一人で背負う妻と苦しむ娘を目の前に悩む父。
Olivia Lichten:Bailee Madison
Phoebeの妹。7歳という若さにして大人びている。母の愛情がPhoebeに向けているため姉ちゃんへのやきもちと寂しさを抱いている。
Jamie Madison:Ian Coletti
Phoebeのクラスの唯一の友達。

あらすじ
Phoebeは肩や指が勝手に動いたり相手が発した言葉を反復的に真似したり唾をはいたりするTourette syndromeまたはTic disorderとも言える病気をもっている。そのような行為がいけない事である事も知っているので手で口をふさいでたり、マナーの悪い事をした後にすぐ謝ったりするのだが、やはりうまくいかない。Phoebeの母と父は二人とも論文の発表を目の前にしているようだ。そして父の論文はある出版社での出版が決定している。だが、母は家事と育児を両立している為なかなか論文を終える事が出来ない。Phoebeの学校での異常な行動で何回も呼び出されるけど母は一度も娘のせいであるとは言わない。論文も愛する娘も何もかも思う通りにならない。演劇をしているPhoebeは普段の姿とは違ってキラキラと光って、その演劇部の顧問の先生と居たら素でいられる娘。そしてPhoebeもまた劇の中でAliceを演じながら自由で幸せを感じる。その場では才能を持った特別な可愛い女の子になるだけである。娘を幸せにできる先生にもやもや感を抱きながら娘の病気が治らないのは全て自分の努力が足りてないからのように思える。主人公Phoebeもまた辛い思いをしている母に申し訳ない。ある日劇の練習中Phoebeがけがをする事をきっかけに先生が学校をやめさせられる。しかし、それでPhoebeは一人でまたは大人のいない子供達だけで演劇を作り上げる。Phoebeがその事を機会に自分探しをしつつ現実を受け止めていく。
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by mewspap | 2012-08-22 01:05 | 2012年度ゼミ

『レオン』基本データ(Dai)

『レオン』(Leon, 1994)
監督:リュック・ベッソン(Luc besson)


<主要登場人物>
レオン(Leon):主人公。イタリア系移民のプロの殺し屋であり、依頼された仕事は完璧にこなす冷酷な性格。
マチルダ(Mathilda):レオンの住むアパートの隣室に住む12歳の少女。弟以外の家族からの愛を受けておらず、孤独な生活を送っている。
スタンスフィールド(Stansfield):麻薬取締局の捜査官であり、麻薬密売組織とも繋がりをもつ。仲間の捜査官とともに、マチルダの家族を皆殺しにする、残虐な性格。
トニー(Tony):イタリアレストランの経営者だが、裏の顔はマフィアのボスであり、レオンの殺しの仕事を提供している。


<あらすじ>
舞台はニューヨーク。レオンはいつものようにトニーを介した殺しの仕事を遂行し、自室アパートへ帰る途中で、隣室に住むマチルダと出会う。翌日、マチルダの父であるジョセフが麻薬密売組織の麻薬を横領し、スタンスフィールドとその仲間の捜査官にマチルダ以外の家族を皆殺しにされてしまう。マチルダは隣室のレオンに助けられ、唯一愛していた弟の死を嘆くが、すぐに弟の復讐を誓う。それからレオンとマチルダの共同生活が始まり、マチルダはレオンから殺しの極意を教わり、レオンはマチルダから言語の勉強を教えてもらうなかで、お互いに信頼関係が生まれ、男女の恋愛にも似た複雑な関係になっていく。そんな中で、マチルダはいつものように買い物をしている途中で、弟を殺したスタンスフィールドが麻薬取締局の捜査官であることを知り、捜査局へ潜りこむが、それを素早く感づいたスタンスフィールドに捕まってしまう。レオンはマチルダの置手紙を見て、急いで麻薬取締局に乗り込み、マチルダを救出する。その際に仲間を殺されたスタンスフィールドは、トニーのもとを訪ね、仲間を殺したのがレオンだということを知る。翌日、スタンスフィールドは警察を総動員し、レオンとマチルダが住むアパートを包囲し、攻撃をしかける。レオンはマチルダを逃がすことに成功するが、最後はスタンスフィールドに撃たれ、瀕死となる。死に際に手榴弾を爆発させ、スタンスフィールドを道ずれにし、マチルダの復讐を果たす。レオンを失ったマチルダは形見の観葉植物を、学校の庭に植える。
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by mewspap | 2012-08-18 15:14 | 2012年度ゼミ

『スパイダーマン』基本データ(ketya)


『スパイダーマン』(Spider Man, 2002 )
監督:サム・ライミ(Sam Raimi)


主要登場人物
ピーター・パーカー(Peter Parker):ニューヨークに住む高校生。社会科見学として訪れた大学の研究室でスーパースパイダーという遺伝子組み換えを施されたクモに噛まれ、強靭な肉体、手首からクモの糸を出す能力などが備わる。これらの能力からパーカーは自らをスパイダーマンと名乗りだす。その後、叔父であるベン・パーカー(Ben Parker)が強盗に殺されると、その力を正義のために使うと決意する。スパイダーマンとしてニューヨークに蔓延る悪と戦う。

ノーマン・オズボーン(Norman Osborn):軍事企業オズコープの社長であり、ハリー・オズボーン(Harry Osborn)の父。自ら実験用パワー増強剤を服用し、ノーマンの悪の人格が覚醒してしまう。その後、自ら築き上げた会社を役員会議の決定により、クビになると悪の人格グリーン・ゴブリンとしての力が暴走し、世界征服を企むようになり、スパイダーマンと敵対するようになる。

メリー・ジェーン・ワトソン(Mary Jane Watson):ピーター・パーカーの同級生で幼馴染。舞台女優を夢見るが、高校卒業後はレストランでウェイトレスとなる。スパイダーマンに何度か命を救われると、正体がピーターであるとは知らずに次第に惹かれるようになる。しかし、グリーン・ゴブリンに襲われた際、脳裏に過ぎったのはピーターであったと告げ、彼に思いを寄せるようになる。

ハリー・オズボーン(Harry Osborn):ノーマン・オズボーンの息子であり、メリー・ジェーン・ワトソンの恋人。ピーター・パーカーの親友でもある。どのような状況でも父親を敬い慕っている。スパイダーマンが父ノーマンの遺体を寝室に運んでいるのを目撃し、スパイダーマンがノーマンを殺害したと誤解する。以後スパイダーマンに復讐の念を抱くようになる。

ベン・パーカー(Ben Parker):ピーター・パーカーの叔父。スパイダーマンの力を手に入れ、その力に慢心していたピーターが見逃した強盗に撃たれ死亡する。しかし、彼が残した言葉「大いなる力には、大いなる責任が伴う(With great power comes great responsibility)」を胸に、ピーターは悪と戦うヒーローとなる。

メイ・パーカー(May Parker):ピーター・パーカーの叔母。強盗に射殺され、夫のベン・パーカーを失う。自身もグリーン・ゴブリンによって襲撃されるが、一命は取り留める。また、ピーターにとって一番の理解者であり、彼女の言葉はピーターを正しい方向へと導く。

あらすじ
主人公であるピーター・パーカー(Peter Parker)はニューヨークに住む高校生で、勉強しか取り柄のない、学校では笑い者の存在である。そんなピーターはある日、社会科見学として訪れた大学の研究室でスーパースパイダーという遺伝子組み換えを施されたクモに噛まれる。その後、体調が悪くなったピーターは気を失う。目が覚めると、視力・肉体が劇的に変化し、手首からはクモの糸が飛び出し、指先で壁をよじ登れるようになる。その力を利用し、賞金3000ドルが手に入るアマ・レスに参加する。見事チャンピオンとなるが、主催者の口車に乗せられ賞金を受け取ることができない。直後、大会事務局に強盗が押しかける。賞金をもらえなかった苛立ちから、ピーターは強盗を捕まえることのできたが、逃がしてしまう。しかし、ピーターを迎えに来た叔父ベン・パーカーはその強盗により射殺される。それにより、ピーターは自分が手に入れた力が齎す責任の大きさを知り、正義のためにその力を使うと決意する。以後、ニューヨークに蔓延る悪と戦うことになる。
  
同じ頃、軍事企業オズコープの社長であり、ハリー・オズボーン(Harry Osborn)の父ノーマン・オズボーン(Norman Osborn)は自ら実験用パワー増強剤を服用し、副作用として別人格が覚醒してしまう。その後、自ら築き上げた会社を役員会議の決定により、クビになると、ノーマンの悪の人格グリーン・ゴブリンが暴走する。ニューヨークで調和の祭典が行われ、出席していた会社の役員たちを殺害し、会場をパニックへと陥れる。祭典にカメラマンとして出席していたピーターはグリーン・ゴブリンの暴走を止めるため、スパイダーマンとして抵抗する。祭典での暴走は止めることができたが、グリーン・ゴブリンは自分にとって目的を邪魔するものはスパイダーマンだけであると認識し、命を狙い続けることになる。グリーン・ゴブリンの正の人格である、ノーマン・オズボーンは、スパイダーマンが息子の親友ピーター・パーカーであると突き止める。グリーン・ゴブリンは、ピーターの愛する叔母を襲撃し、ピーターが思いを寄せるメリー・ジェーン・ワトソン(Mary Jane Watson)を捕らえて、ピーターを追い詰める。

グリーン・ゴブリンとスパイダーマンは激闘を繰り広げるが、グリーン・ゴブリンは自らの武器グライダーで自分の体を貫き、死亡する。スパイダーマンはグリーン・ゴブリンである、ノーマン・オズボーンの遺体をオズボーン家に届ける。しかし、その様子を息子ハリー・オズボーンが目撃する。ハリーはスパイダーマンが父を殺したと誤解し、復讐の念を抱くようになる。しかし、ピーターは叔父が残した言葉「大いなる力には、大いなる責任が伴う(With great power comes great responsibility)」を胸に、ピーターは悪と戦い続ける決意をする。
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by mewspap | 2012-08-17 13:41 | 2012年度ゼミ

『コーチカーター』基本データ(ブルーツリー)

『コーチカーター』(Coach Carter,2005)
監督:トーマス・カーター(Thomas Carter)


《主要登場人物》
ケン・カーター:ケン・カーターはリッチモンド高校OBでバスケの名選手だった。現在はスポーツショップを経営していたが、荒れてしまったバスケ部を立て直すためにリッチモンド高にバスケのコーチを依頼され、報酬が1シーズンでたったの$1500でそれを引き受ける。

ダミアン・カーター:コーチであるケン・カーターの息子で頭も良い州のバスケの強豪校に入学したが、尊敬する父に教えてもらいたいがために約束を守ることを条件にリッチモンド校に転入した。

ケニヨン・ストーンズ:妊娠しているガールフレンドを持つ。経済的事情などから子供を生ませたくないケニヨンと生みたい彼女は段々反発していく。

ティム・クルーズ:チームの問題児。コーチの規律を守るのが嫌でチームから抜け、ギャングになり麻薬を売ったりしていたが、親戚のギャングが殺されたのを目の当たりにしたことで恐怖と仲間の大切さを感じ、改心してチームに戻る。

ジュニア・バトル:バスケの実力はチームでも1、2を争うが、その分うぬぼれることもあり規律を破っていた。現実を知らない母親が息子はプロになるから勉強はしなくていいという考えで、それが性格に影響している。

《あらすじ》
この物語はカリフォルニア州のリッチモンドという町が舞台の実話に基づいたものである。
リッチモンド高校バスケットボール部のOBで、バスケで学校の数々の記録を持つケン・カーターは母校からバスケットボール部のコーチを頼まれる。依頼を引き受けたカーターだったが、チームは勝てないし態度は悪いし授業にもまともに出ないと散々な状況だった。カーターはそんなチームを立て直すため、そして彼らを社会に出られる一人の大人にするためいくつかの規律を徹底的に守らせる。
各々の選手が問題を抱えており、様々な困難がったがそれらを乗り越えながら順調に勝ち星を重ねるチームになりすべてがうまく進んでいるように見えた。
だが、有頂天になった彼らは試合後に宿舎を抜け出しパーティーに出かけるがそれがコーチに見つかってしまう。怒りに震えたカーターだったが問題はそれだけではなかった。じつはほとんどの選手が規則を破り授業に参加しておらず、成績もひどくなっていた。
現状を知ったコーチは思い切った行動に出る。バスケの体育館を閉鎖し試合も辞退して一定の成績を取るまでバスケをさせずに図書館で勉強を部員達にさせることを決めたのだ。
連勝するチームにバスケをさせないコーチに学校、マスコミ、選手の親達、住民達に批判の声を浴びせられ続け、挙句には経営するスポーツショップの窓ガラスを割られるなどの事件も起きたが、コーチは方針を曲げなかった。
選手も初めは「勝てばいいじゃないか」とコーチに不満を漏らしたが、「周りに流されずきちんと大学に行ってほしい、就職してほしい」というコーチの真意を聞くことで改心し、真面目に勉強に取り組む。
見事に全員が目標を達成し、バスケを再開するとチームは連勝し州大会に招待された。
1回戦で優勝候補とあたった彼らだったが臆することなく挑んだ。結果としては惜しくも負けてしまった。しかし彼らは勝利以上のものをコーチから学び、選手達はバスケだけではない自分の道を歩んでいくのだった。
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by mewspap | 2012-08-16 20:31 | 2012年度ゼミ

『メメント』、『シャッターアイランド』基本データ(ri-cha)


『メメント』(Memento, 2000)
監督:クリストファー・ノーラン
脚本原案:ジョナサン・ノーラン

【主要登場人物】
レナード:主人公。妻が強姦・殺害される現場を目撃し、心理的ショックと犯人により受けた外傷によって、事件後の記憶が10分間しか保てなくなってしまう。妻を殺され、その復讐を行うために翻弄する。
テディ:本名はジョン・エドワード・ギャメル。レナードの妻を殺した犯人探しを手伝う。潜入捜査中の警察官と名乗っており、麻薬関連の犯罪でジミー・グランツを捜査していたことがある。
ナタリー:レナードの復讐の手助けをする女性。麻薬密売に関係している。
ジミー・グランツ:麻薬密売人。ナタリーの恋人。
バート:レナードが宿泊しているモーテルのフロント係。
サミー:レナードがかつて担当していた顧客。レナードと同様、事故により前向性健忘を患っており、記憶を保持出来るのは2分間だけである。レナードは彼のことを教訓として、自分の症状に上手く対処しようとしている。


【あらすじ】
 保険の調査員レナードの家に強盗が侵入し、妻が強姦された上に殺害される。その光景を目撃したレナードは、犯人の一人を銃で撃ち殺すが犯人の仲間に頭を殴られてしまい、そのときの外傷と妻を強姦・殺害された激しい心理的ショックで、10分間しか記憶が保てない前向性健忘という記憶障害になってしまう。復讐のために犯人探しを始めたレナードだが、10分間しか記憶を保つことができないため、知り合いの男性テディや謎の女性ナタリーに手伝ってもらいながら、出会った人物や訪れた場所をポラロイドカメラで撮影してメモを書き添えたり、重要なことは自分の体にタトゥーを刻みながら、妻を殺した犯人の手掛かりを追う。唯一の犯人のキーワードは『ジョン・G』だが、目まぐるしく変化する周囲の環境に対応し切れなくなり、困惑し、疑心暗鬼にかられていく。10分間の記憶と自分が残したメモをもとに、ジョン・Gはどこにいるのか、誰の言うことが真実なのかを明らかにしていく。






『シャッターアイランド』(Shutter Island, 2010)
監督:マーティン・スコセッシ
脚本:レータ・カログリディス
原作:デニス・ルヘイン

【主要登場人物】
テディ・ダニエルズ=アンドリュー・レディス:主人公。テディはレディスの妄想が生み出した人物。レディスは自分自身で元連邦保安官。うつ病の果てに3人の我が子を殺害してしまった妻のドロレスをレディス自身の手で殺害してしまう。レディスは、妻殺害の罪で逮捕され、精神を病んでいたことからシャッターアイランドのアッシュクリフ病院に収容されていた。
チャック・オール=シーアン医師:チャックの正体はレディスの担当医であるシーアン。休暇で島を離れているというのは嘘で、テディの新しい相棒チャックとして、医師の立場からテディを終始監視しつつ見守っていた。
ジョン・コーリー院長:精神を病んだ犯罪者を収容する施設アッシュクリフ病院の院長。安易にロボトミー手術を行うことに否定的で、新たな治療法を模索しており、レディスでロールプレイ治療の実験を行う。
ドロレス・チャナル:レディスの妻。放火魔レディスに殺されたというのは、レディスの現実逃避が生んだ妄想。実際は、うつ病によって我が子3人を殺してしまい、レディスによって射殺される。
レイチェル・ソランドー:レディスの現実逃避による妄想が生んだ架空の女性。3人の我が子を殺害した罪でアッシュクリフ病院に収容されていることになっている。
ジョージ・ノイス:アッシュクリフ病院のC棟に収監されている患者。
アンドリュー・レディス:放火魔とされている。しかし、この放火魔レディスはテディが生み出した妄想で、実際には存在しない人物。レディスはテディ自身。
真実を知る謎の女:洞窟の中に潜んでいた謎の女性。本当のレイチェル・ソランドーで、病院から脱出して逃亡を続けている女医とされているが、レディスの妄想で実在しない人物。


【あらすじ】
 精神を病んだ犯罪者を収容する施設アッシュクリフ病院があるのは、ボストンの沖合に浮かぶ孤島シャッターアイランド。その島で、レイチェル・ソランドーという女性患者が「4の法則」と題した謎のメッセージを残して、鍵のかかった病室から忽然と姿を消す失踪事件が起こる。そこで、連邦保安官テディ・ダニエルズは、失踪事件を捜査するべく、相棒チャックとともにシャッターアイランドを訪れる。3人の我が子を溺死させた罪で収容されていたレイチェルだが、その姿は島のどこにもなく、島から脱出した形跡もなかった。厳重な管理体制の中、二人は聞き込みを開始するが、実はテディには、失踪事件の捜査とは別にシャッターアイランドにやってきた目的があった。テディは最愛の妻ドロレスをアパート火災で失っており、その火災を引き起こした放火魔レディスがアッシュクリフ病院に収容されていることを知り、レディスを探しにきたのである。テディは、入院患者であるジョージ・ノイスから情報を得て、妻を殺したレディスはこの病院にいると確信していた。しかし、捜査を続けていくうちにテディ自身がアッシュクリフ病院の重症患者であることを知る。
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by mewspap | 2012-08-16 16:32 | 2012年度ゼミ

『グリーン・マイル』、『スタンド・バイ・ミー』基本データ(okaryo)

『グリーン・マイル』(The Green Mile,1999)
監督 フランク・ダラボン
原作著者 スティーヴン・キング
原作発表年 1996年

主要登場人物
ポール・エッジコム:主人公。元コールド・マウンテン刑務所Eブロックの看守主任。在職中、78回の死刑執行の指揮をとった。「死」に最も近い人生を送ってきたにも関わらず、皮肉にも自分の「死」からは最も遠く、死を待っている。
ジョン・コーフィ:双子の幼女を殺害した罪でコールド・マウンテン刑務所に投獄されることになった、身長2m、体重126kgの大男の黒人。暗闇を恐れ、不思議な力を持っている。子供のように純粋な心を持っている。頭が悪い。
ブルータス・ハウエル:ポールの相棒であり、正義感の強い大男。Eブロック副主任。
パーシー・ウェットモア:看守の1人。州知事と義理の血縁関係にあり、コネがあることをいいことに好き放題振舞っている。
ディーン・スタントン:看守の1人で比較的若い。繊細で涙もろい。看守の中で唯一幼い子供がいる。
ハリー・ターウィルガー:看守の1人。冷静で物静かな性格。
ハル・ムーアズ:コールド・マウンテン刑務所の署長。妻・メリンダが難病を患っており、そのことで頭を抱えている。ポールとは家族ぐるみで仲が良い。
エデュアール・ドラクロワ:南部系フランス人の死刑囚。ミスター・ジングルスと名付けた鼠を飼育している。パーシーと相性が悪く、死刑を任されたパーシーのせいで惨死する。
ウィリアム・ウォートン:凶悪な囚人。少女2人を殺害した真犯人でもある。コーフィの力で錯乱状態に陥ったパーシーによって銃殺される。

あらすじ(映画)
主人公のポール・エッジコムが老人ホームで友人のエレインに60年以上前の話を聞かせるといった形で進行していく。
1935年、アメリカの刑務所。死刑囚監房で看守を務めるポールのもとに、一人の大男が送られて来る。双子の少女を強姦殺人した罪を持つ死刑囚ジョン・コーフィは、その風貌や罪状に似合わないほど弱く、繊細で純粋な心を持っていた。これと同時期に、知事の妻の甥であるパーシーが看守となり、傲慢な態度で他の看守たちから嫌われる存在になる。
ある時、コーフィは触れるだけで、ポールの重い尿路感染症を治してしまう。彼はその後もミスター・ジングルス(ネズミ)の命を救い、これを見た看守たちは、彼はその不思議な力を神から授かった特別な存在なのではと考え始める。同時にポールは悩む。コーフィが電気椅子に送られること。それを行う自分たちは大きな過ちを犯しているのではないかと。
しばらくして、ウィリアム・ウォートン―通称“ワイルド・ビル”という凶悪な死刑囚が送られてくる。コーフィはハルの妻・メリンダから吸い取った病気をすぐに吐き出さず、パーシーに移した。パーシーは錯乱状態となってウォートンを銃で撃ち殺し、まもなく精神病院に送られた。それからコーフィはポールの手を取って双子の少女の殺人事件の真相を伝え、ポールはウォートンが双子の少女を殺害した真犯人だったと知る。しかし、コーフィの冤罪を覆す証拠は存在せず、死刑執行が決定される。ポールたちはコーフィに脱獄を勧めるが、コーフィはそれを拒否して死ぬことを選んだ。数日後、コーフィは電気椅子に送られ、ポールの手で処刑された。
その後、ポールは108歳になっても健康に生き続け、ミスター・ジングルスも60年以上生き続けていた。これはコーフィの力の副作用によるものだったが、ポールは自分がコーフィを処刑したことで神から罰を与えられ、家族や友人全員より長生きすることになると信じている。そしてミスター・ジングルスの異常な長寿ぶりから、自分が死ぬのは遠い先のことだろうと考えている。

原作と映画との主な相違点
・映画ではエレインに話しながら過去を振り返るが、原作では過去を書き留めることで振り返る。
・原作での回想の主な舞台は1932年。
・原作ではメリンダ・ムーアズを救出に行く前にポールがコーフィが犯人でないことを確信している理由を説明するシーンがあるが、映画ではカットされた。
・原作では過去と並行して現在でも老人ホームでストーリーが展開していくが、映画版では過去の話のみとなっている。
・死刑囚の一人、アーサー・フランダースが登場しない。
・映画版でははっきりと描かれていないが、原作では90年代の現在でミスター・ジングルスは死亡する。
・終盤、ポール達がコーフィに映画を見せるシーンは映画版オリジナル。




『スタンド・バイ・ミー』(Stand by me,1986)
監督 ロブ・ライナー
原作著者 スティーヴン・キング
原作発表年1982年

主要登場人物
ゴードン・ラチャンス:主人公。愛称は「ゴーディ」。性格は内向的で真面目。物語を作る才能がある。年の離れた兄デニーを事故で亡くし、両親からもその影響で冷遇されているため、コンプレックスを抱いている。
クリストファー・チェンパーズ:愛称は「クリス」。ゴーディの親友。賢いがアル中の父親と不良の兄がいて、将来を悲観している。
セオドア・ドチャンプ:愛称は「テディ」。大きな眼鏡をかけている。父を尊敬してはいるが、反面彼から虐待を受けた過去も持つ。命を軽く見ている。
バーン・テシオ:臆病でうっかり者。不良グループの兄ビリーの会話から死体についての情報を盗み聞きした。
エース・メリル:不良グループのリーダー。
アイボール・チェンバーズ:クリスの兄。いつもエースの隣にいる。
デニー:ゴーディの兄。アメフトのスター選手であり、ゴーディのことを誰よりも理解してくれた良き兄であった。自動車事故により死亡。
ゴーディの父: 「お前が代わりに死ねばよかった」とゴーディに言ってしまうほど、兄を愛していた。
ゴーディの母:デニーを事故で亡くした悲しみで活気を失っており、ゴーディにも関心を示さない。

あらすじ(映画)
作家ゴーディ・ラチャンスが“弁護士クリス・チャンバース刺殺される”という新聞記事に目を留め、遠い過去の日を思い起こす。オレゴン州キャッスルロックは人口1200あまりの小さな町。12歳のゴーディは、文章を書くことに才能の片りんをのぞかせる感受性豊かな少年だった。彼にはクリス、テディ、バーンという3人の仲間がいた。ある日、バーンがエースをボスとする不良グループにいる兄の会話を盗み聞きした、30キロ先の森の奥に死体があるという情報を持ってきた。死体を発見したら町の英雄になれる!キャッスルロックという小さな世界しか知らなかった少年たちにとって、それは初めて体験する大冒険だった。翌日、4人はついに死体を見つけた。だが、そこヘエースたち不良グループが死体を横取りしようと現われた。テディとバーンは逃げ出すが、クリスは毅然とした態度で立ち向かった。怒ったエースはナイフでクリスを刺そうとした瞬間、ゴーディが拳銃をエースに突きつけた。少年たちの気迫に押されてエースたちは退散した。冒険は終わり、4人はそれぞれ帰路についた。以来、バーンとテディは徐々に仲間から離れていくようになった。その後、クリスは一念発起して弁護士になり、ゴーディは作家になった。今、ゴーディはあの時のような友だちを2度と持つことはなかった、と思い出にひたるのだった。

原作と映画との主な相違点
・食料を調達しにいった店で店主に騙されそうになる場面が映画では描かれていない。
・映画ではグループのうちクリスだけが死んでしまうが、原作では、ゴーディ以外の3人はそれぞれ違う死に方でみんな死んでしまう。
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by mewspap | 2012-08-16 02:49 | 2012年度ゼミ

『A.I.』基本データ(chan)

『A.I.』(Artificial Intelligence、2001)
監督・製作・脚本 スティーブン・スピルバーグ
製作 ボニー・カーティス、キャスリーン・ケネディ
原案 スタンリー・キューブリック


主要登場人物
デイビッド:ハーレイ・ジョエル・オスメント(Haley Joel Osment)
「愛」をインプットされて生まれてきた人工知能の少年。一度は母に捨てられるが、人間になるためにブルー・フェアリーを探す旅に出る。
ジゴロ・ジョー:ジュード・ロウ(Jude Law)
デイビッドとは反対に「愛」などの感情はないが、人間に「愛」を与えるセックス・ロボット。デイビッドと出会い、共に旅をする。
モニカ・スウィントン:フランシス・オーコナー(Frances O`connor)
デイビッドの母親。しかし実の息子の不治の病が奇跡的に治ると、人工知能と人間は共に暮らせないと言う父親の意見に流され、デイビッドを森に捨てる。
アレン・ホビー教授:ウィリアム・ハート(William Hurt)
デイビッドを作った教授。自分で悩み、取捨選択する高度な人工知能を持ったロボットを作るためにデイビッドで実験していた。
テディ:くまのぬいぐるみ
デイビッドより性能は悪いが人工知能を持ったくまのぬいぐるみ。デイビッドと共に森に捨てられ、一緒に旅をする。感情が無い分、いつも正しい意見を言う。


あらすじ
子供のロボットであるデイビッドは、実の息子が不治の病である母親の心の傷を癒すために、家にやってきた。そして母親であるモニカは息子になるための7つの言葉をデイビッドに言う。その瞬間から、デイビッドは家族の一員となる。
 しかし夫婦にとって本当の息子であるマーティンが目覚めるのである。家族4人の生活が始まり、ある時マーティンと一緒に、母親からピノキオの話を聞かされる。デイビッドはピノキオに憧れ、人間になりたいと願うようになる。デイビッドは次第に家族に危害を加えるようになり、森に捨てられる。
 その森でデイビッドは、セックス・ロボットのジゴロ・ジョーと出会う。デイビッドは人間に変えてもらうために、ジョーと玩具型ロボットのテディと共にピノキオの物語に登場するブルー・フェアリーを探す。ブルー・フェアリーがいるというマンハッタンに着いたが、デイビッドの生みの親であるアレン・ホビー教授に会う。そこでデイビッドというロボットが何体もあることを知り、途方に暮れ、海に身を投げる。デイビッドはジョーに助けられるが、海の底にブルー・フェアリーを見つけたのである。次は乗り物に乗り、潜水してブルー・フェアリーのところまでたどり着く。しかし観覧車の下敷きになり、身動きが取れなくなる。デイビッドは人間になるために、ブルー・フェアリーに何回もお願いをする。そしてデイビッドは動かなくなってしまう。
 2000年の時が流れ、何者かによってデイビッドは目覚めさせられる。そしてその者たちの力で一日だけ、母親と幸せな時を過ごす。待ち望んでいた母親の愛を感じることができたのである。やがて母親は永遠の眠りにつき、その横でデイビッドも生まれて初めて夢の世界へと旅立つために眠るのである。
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by mewspap | 2012-08-15 11:34 | 2012年度ゼミ

基礎データ(gurab)


『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』(The Nightmare Before Christmas,1993)
監督 ヘンリー・セリック
製作 ティム・バートン
デニーズ・ディ・ノーヴィ


登場人物
ジャック・スケリントン(Jack Skellington):目玉はないが、明るく紳士的な性格でハロウィンタウンの人気者。「かぼちゃの王」という異名を持つ骸骨男。
サリー(Sally):ジャック・スケリントンに思いを寄せ、彼の暴走を止めようとする。フィンケルスタイン博士によって造られたが、博士との折り合いが悪く、隙あらば博士の料理に毒を盛ろうとする。
フィンケルスタイン博士(Dr. Finklestein):マッドサイエンティストでサリーの造り主。サリーを家政婦のように扱い、身の回りの世話を全て命じる。
メイヤー町長 (Mayor):ハロウィンタウンで唯一の役人だが、何をするにもジャックに頼る。楽観的と悲観的の二つの顔を持っており、気分によって入れ替わる。
ウギー・ブギー(Oogie Boogie):ギャンブルとイカサマが得意なハロウィンタウンの嫌われ者。体はズタ袋(中身は数万匹の虫)でできている。
サンディ・クローズ(Sandy Claws)(サンタクロース):クリスマスタウンのサンタクロース。しかしジャックに名前を聞き間違えられ、サンディ・クローズ「鋭い爪をもつ男」だと認識される。
ゼロ(Zero):ジャックの愛犬(幽霊犬)で鼻の先が光る。町の人とジャックをつなぐ架け橋。


Keywords
Up and down:<冒頭>メイヤー市長がジャックの家の前の階段から転げ落ちる、<中盤>ジャック森の木のドアを通じてハロウィンタウンからクリスマスタウンへ落ちる、サリーが博士と住む家から飛び降りる、サンタクロースが3人組の子どもによってブギーの元へ落とされる、<終盤>ジャックがクリスマスタウンからハロウィンタウンに戻る際、天使の像を入り口として落ちていく
光と影:ハロウィンタウン、クリスマスタウン
回転:<冒頭>上からのショットでくるくる回る、<中盤>クリスマスタウンへ行くときにくるくる回りながら落ちる、サンタクロースがブギーによりくるくる回される
目玉のない主人公:ジャック
フランケンウィニーへのオマージュ:Dr.フィンケルシュタイン



『ビートル・ジュース』(Beetlejuice,1988)
監督 ティム・バートン


登場人物
アダム(Adam):バーバラの夫。模型を作ることが趣味で、家の屋根裏部屋には町の模型がある。バーバラとともに自動車事故で死亡。幽霊になる。
バーバラ(Barbara):アダムの妻。夫を支える優しい妻だが、いざというときはアダムを引っ張る。自動車事故で死亡後、幽霊になる。
デリア(Delia):チャールズの後妻でリディアの継母。独特のセンスを持つ芸術家でもある。
オーソ(Otho):おっちょこちょいなデリアの友人。自己顕示欲が強い。
リディア(Lydia):チャールズの娘。大人に対して否定的なオカルト少女。
チャールズ(Charles):リディアの父。デリアと再婚した成金。幽霊たちの存在を知り、金儲けの手段として画策する。
ジュノー(Juno):霊界のケースワーカー。アダムとバーバラを監視している。
ビートルジュース(Beatlejuice):アダム・バーバラ夫妻を手助けすると言いつつ、状況をひっかきまわすトリックスター。かつてはジュノーの弟子だった。


Keywords
Up and down:<冒頭>アダム・バーバラ夫妻が自動車事故で川に落ちて死亡。<中盤>屋根裏部屋の階段を上り下りすることで、リディアがアダム・バーバラ夫妻とコミュニケションをとるようになる。屋根裏部屋のドアをくぐり、階段を下ると霊界につながる。
カメラワーク:<冒頭>森を上から移すショット。徐々に道路や街並みに続き、最後には模型の家に到達する。
正反対なイメージ:普通は恐ろしいイメージである幽霊が、親切で優しい。人間の大人たちは金や名誉にとらわれている。
リディアの成長物語?:はじめはオカルト少女だったリディアが、アダム・バーバラ夫妻との関わりを通じて、子供らしくなっていく。



『シザーハンズ』(Edward Scissorhands,1990) 


監督 ティム・バートン
脚本 キャロライン・トンプソン
製作 デニス・ディ・ノービ
ティム・バートン


登場人物
エドワード・シザーハンズ(Edward Scissorhands):町のはずれの城に住む両手がハサミの男。発明家である博士を亡くし、天涯孤独の身。
キム(Kim):ペグの娘でエドワードが恋する女性。はじめはジムと付き合っていたが、徐々にエドワードに魅かれて行く。
ぺグ(Peg):キムの母親で化粧品のセールスウーマン。化粧品のセールスに町はずれの城にやって来て、一人ぼっちのエドワードを発見し、家へ連れて帰る。
ビル(Bill):ペグの夫。エドワードに対して寛容で、理解しようと努める。
ジム(Gym):キムの恋人でエドワードに対して敵対心を抱く。エドワードを貶める行為をする。
エスメラルダ(Esmeralda):熱烈な宗教信者でご近所づきあいのコミュニティからはみ出た存在。エドワードを忌み嫌い、悪魔呼ばわりする。


Keywords
Up and down:<冒頭>ペグが城の階段を上り、エドワードを発見する。<終盤>キムが城の階段を上り、エドワードのいる世界でやって来る。
回想:冒頭と終盤をキム(老女)の回想で挟む構造になっている。
 エドワード:たった一人で暮らしていた際の孤独が描かれていない。
 かげ:<冒頭>城にやってきたペグのかげ、<中盤>ペグの家での金魚のかげ、エドワードが暴れて家のものを破壊する際のかげ
 アメリカ社会の風刺?:ご近所づきあい、同じ家、同じ形の車、同じ時間に出かけ、同じ時間に帰ってくる



『アリス・イン・ワンダーランド』(Alice in Wonderland,2010)


監督 ティム・バートン
脚本 リンダ・ウールヴァートン
製作 リチャード・D・ザナック
ティム・バートン
ジョー・ロス
スザンヌ・トッド
ジェニファー・トッド


登場人物
アリス・キングスレー(Alice Kingsleigh):望まない結婚から逃れ、ワンダーランドにやってくる女の子。過去にワンダーランドにやって来たことを徐々に思い出す。
マッドハッター(Mad Hatter):ワンダーランドの住人でいかれた帽子屋。白の女王に属する。
怒ると目が赤くなる。アリスとワンダーランドをつなぐ導き手。
赤の女王(Red Queen):大きな頭を持つワンダーランドの支配者。気に入らないものの首をはねるなど、恐怖で人々を支配する。ジャバウォッキーの飼い主。
白の女王(White Queen):赤の女王の妹だが容姿は姉とは異なり、美しい。ワンダーランドの住人にひそかに支持されている。
ジャバウォッキー(Jabberwocky):ワンダーランドの住人が恐れる獰猛な怪物。終盤ではアリスにより首を切られて死ぬ。
ハートのジャック(the Knave of Hearts):赤の女王の側近で大きいものが大好きな人物。当初は赤の女王の大きな頭に惹かれていたが、ワンダーランドにやってきたアリスの体の大きさに惹かれていたことが暴露され、女王の怒りを買う。
ヘレン・キングスレー(Helen Kingsleigh):アリスの母で、ヘイミッシュとアリスの結婚を仕組もうとする。


Keywords
Up and down
〈序盤〉アリスが穴のなかに落ち、重力反転の世界へ〈終盤〉アリスがジャバウォッキーと戦う際、塔の階段を登る、アリスに首をはねられたジャバウォッキーが塔の階段を転げ落ちる、アリスがワンダーランドから現実に戻る際、穴を登る
ドアの役割:マッドハッターの目
父性、母性:〈冒頭〉怖い夢を見て眠れないアリスに父が「優れた人は皆ヘンだ」と言う〈終盤〉マッドハッターにアリスが「優れた人は皆ヘンだ」と言う→アリスの成長物語?
姉妹の物語:「皆から恐れられたほうがいい」という嫌われ者の頭の大きい赤の女王と皆から好かれる白の女王。コンプレックスと完全無欠の対比。
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by mewspap | 2012-08-14 13:06 | 2012年度ゼミ

『小説家を見つけたら』基本データ(kaori)

『小説家を見つけたら』(Finding Forrester,2000)
監督:ガス・ヴァン・サント(Gus Van Sant)

主要登場人物
ジャマール・ウォレス(Jamal Wallace):16歳の黒人少年。学業とバスケットボールの腕を見込まれ、私立のエリート高校に転校する。元々本好きで、いつも持ち歩くノートには密かに文章を書き溜めていた。フォレスターの指導により文才を開花する。

ウィリアム・フォレスター(William Forrester):処女作以降作品を出版せず、隠遁生活を送っている幻の小説家。偏屈でこだわりの強い性格。過去に傷を持っており、それが原因で外部との接触を拒んでいる。

ロバート・クロスフォード教授(Prof. Robert Crawford):ジャマールの転校先の学校の教授。プライドが高く、生徒の意見に全く耳を傾けない。

クレア・スペンス(Claire Spence):転校先の同級生。ジャマールと親しくなる。

あらすじ
 ニューヨーク・ブロンクスで生活するジャマールは、ひょんなことから隠遁生活を送っている伝説的な小説家、ウィリアム・フォレスターに、文章の書き方を習うようになる。二人は徐々に打ち解けるが、ジャマールがフォレスターに隠遁生活の理由を尋ねても、はぐらかされていた。ある時ジャマールは、フォレスターの誕生日に、彼をヤンキースタジアムへ連れて行く。そこでフォレスターは自らの過去とそれによる心の傷を明かす。
 転校先の学校では、クロスフォード教授がジャマールの急速な成長に気付くが、嫉妬あるいは偏見からか、本当に彼の力なのかと疑うようになる。ジャマールは教授を見返そうと、フォレスターの文章をアレンジした作品をコンテスト用に提出する。しかし、その文章は雑誌に掲載されていたものだと発覚し、退学の危機に追い込まれる。そのことでジャマールとフォレスターは口論し、仲違いする。
 コンテスト当日、フォレスターが突然現れ、驚く聴衆を前に小文を発表する。そして、クロスフォード教授が称賛したその作品が、実はジャマールの文章だと明かす。疑いが晴れたジャマールは退学せずに済んだだけでなく、文才が知られることとなり様々なオファーがくるようになる。しばらくして、訪ねてきたフォレスターの弁護士によって、故郷スコットランドに旅に出ていた彼の死が知らされ、彼の遺品と手紙を受け取る。

師弟関係を描いた作品に共通する構造
 人物像の共通点
 弟子となる人物は、どの作品にも共通して10代の若者である。自分の現状に不満を持っていて、ここではないどこか・新しい自分を探している。一方、師匠はいわゆる「アウトサイダー」であり、普通の人とは違った部分を持っている。そして、過去に何かを失うなど、心に何かしらの傷を負っている。若者は、師匠の周囲の大人とは違うところに惹かれて憧れ・興味を抱く。師匠もまた、周囲の中で異端性を持っている弟子に対して親しみを持ち、自身の「若き分身」として知識を与え教育する。
 師弟関係の障害物
 ほとんどの作品において、若者の父親は不在であり、師匠は同時に父親役割も担っている。そして、母親は自己中心的な、子供に自分の考えを押し付けるような、良い母親とは言い難いことが多い。子供が、師匠の元へ通うことに反対し、「障害」としての役割を担っているのである。しかし『小説家を見つけたら』の場合は、ジャマールの母親は理解ある母であり、障害とはなっていない。その代わり、フォレスター自身が物語前半でジャマールとの接触を拒否していて、師匠自らが障害となっている。
 社会構造においての関係性
 弟子となる人物は若く、それゆえ当然のことながら社会的に認められておらず、師匠も社会的に排除された存在であることから、両者とも社会構造の周縁に位置している。物語では最終的に、師匠は弟子を社会の内部に送り出し、自身もまた再び内部へと復帰することになる。一見したところ、師弟という上下関係のもと、師匠が弟子に一方的に影響を与え、救っているように見える。しかし、真に救われているのは師匠の方である。過去に傷を持っている師匠こそが、弟子から影響を受け、また、教えるという行為を通して救われることによって、社会復帰を果たすという物語となっている。

『小説家を見つけたら』以外の作品タイトル:『グッドウィルハンティング』『顔のない天使』『アトランティスの心』『サイダー・ハウス・ルール』『ウォルター少年と夏の休日』『キッド』
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by mewspap | 2012-08-14 00:09 | 2012年度ゼミ