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研究ノート5(あっち)

悪い種子みました。
DVDのデザインがなんとなく怖そうだったので、借りてから数日間みるのをためらっていましたが、実際みてみると殺人のシーンなどはなく、とても観やすかったです:-)
はやく観ればよかったです。笑

8歳のローダが次々と自分の欲望を満たすために人を殺していくというストーリーで、子供の残虐な一面が描かれていました。

おおまかなあらすじを書いておきます。
書き方の大会(スペリングを競うのでしょうか?)で、ローダは同級生の男の子のクロードに負けてしまい、クロードが一等賞のメダルをもらいます。
自分の方がクロードよりうまく出来たと言い張るローダは、自分にメダルを渡すように、彼を執拗に追い回します。
遠足の日、クロードを桟橋まで追いつめたローダは、彼を自分の靴(かかとにタップダンスのための金属がついている)で何度も殴り、海へ落としてしまいます。必死に桟橋にしがみつき、あがってこようとする彼の手の甲をさらに叩き、結局クロードは水死します。
娘の宝物箱から、クロードのメダルを見つけた母親のクリスティーンは、娘が殺人を犯したのかもしれないと考え始めます。
それからも、過去に階上に住んでいたおばあさんが亡くなったのにもローダが関係していたことがわかったり、使用人のリロイに犯行に靴を使ったことがバレたので口封じのために焼き殺したりと、ローダの残虐性が明らかになります。
また、クリスティーンは実は拾われた子で、本当の母親は殺人鬼だったことが分かり、悪を悪だと思わない、悪い種子(BAD SEED)が自分の娘であるローダにも受け継がれていて、そのせいでローダが殺人を繰り返しているのかもしれないと思いつめ、ローダに致死量の睡眠薬を飲ませ、自分は拳銃自殺をはかります。
ですが失敗し、ローダもクリスティーンも命を取り留めます。
ぴんぴんしているローダは雷雨の夜にベッドを抜け出し、事件のあった桟橋まで行って、クリスティーンが証拠隠滅のために投げ捨てたメダルを探しているときに雷に打たれて、物語は終わります。


ただメダルが欲しいというそれだけの理由で、殺人を犯してしまうローダは、とても単純で自分の欲望に素直で、ある意味子供らしいとも感じました。
作品のなかでローダがピアノを弾いているシーンが多く出てきます。
最初はたどたどしい感じですが、だんだんうまくなってきてスピードも増していきます。
これはローダの中の残虐な一面がどんどん広がっていって殺人も簡単にできるようになっていったことを表現しているのではないでしょうか。

大人に抱きしめられているときのローダの表情にはなにか不気味なものがあり、素直でお行儀のいい子供を演じているようでした。

最後は管理人のモニカを殺してコマドリを手にいれようとするのかな?と思って観ていたのですが、桟橋にメダルを探しに行ったので、そんなにメダルが欲しかったのか!!とびっくりしました。
by mewspap | 2008-07-06 18:15 | 2008年度ゼミ


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