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研究ノート6 (エミ)

「私は~と思う」、と形容詞か御法度みたいなので・・・私なりに勉強してわかったことや、感じたこと(?)を書きます!!長くなりますが・・すみません。 えりんこさん!少しでもお役に立てられたら嬉しいです!!

 えりんこさん題材である『フォレストガンプ』を見た。1994年の代表映画であり、IQは低いが大成功をおさめていく男が主人公である。 この映画でトム・ハンクスがアカデミー賞を56年ぶりに連続受賞した。 監督のロバート・ゼメキスはかの有名な『バック・トゥー・ザ・フゥーチャー』の監督でもある。 

 80年代、スタローンやシュワルツェネッガー演じる映画がこの頃の「アメリカンドリーム」ヒーローそのものであった。(強い男) しかし、ガンプはこれらのヒーローをはるかに超える共感と感動を観客に与えたのである。 それはガンプの知能指数が低く、子供のような存在であるからこそ、普通以上に関心を集めたのではないだろうか。 人間はみな立場の弱いものには同情心を抱くように・・・。 これは私が何年か前にみたドラマ「アルジャーノンに花束を」にも似ている。 無知でイノセンスなユースケ・サンタマリア演じる主人公を皆応援していたのではないだろうか。 ガンプのようなイノセンスなら私もなりたいと感じたくらいである。 例えばそれは黒人のババにも人種の別なく誰にでも平等に接したり、「球をみるだけでいい」と言われ卓球を極められたりするところだ。しかし、命令と規律、従順が第一であり自主性、個性は尊重されない軍隊生活を合うと言ったガンプはやっぱり超人であろう・・。

そして私が不思議に感じたのは、どうしてダン隊長はあんなに「足に気をつけろ」とガンプたちに言っていたのかである。後に、まさかその「足に気をつけろ」と言っていたダン隊長が両足を切断されたのは皮肉である。

また、両親についても感じたところがたくさんある。 ガンプは口癖かのように「ママが言ってた」から話が始まる。 ガンプは母親を聖母マリアと見ていたのではないか。
父親の不在についても「バケーション」(どこかに行って帰ってこないこと)で終わっている。 やはりガンプにとってはジェニーがすべてだったのであろうか・・。 白い羽がガンプの靴に舞い落ちるシーンで始まるが、そのナイキの靴はジェニーがプレゼントしてくれたものであるし、ジェニーの「ラン、フォレスト、ラン」という言葉もガンプの人生に大きな影響を与えた。
上記の述べた白い羽が舞うシーンは「視点」的機能も持っていることはこの映画をみた人はわかるであろう。さすが「視覚効果賞」を受賞しているだけある。
全体を通して、この映画は愛と死がテーマではないだろうか。 ガンプを包んでくれていた二つの大きな愛と母性を失うが、ガンプはガンプであり、リトル・フォレストへ受け継がれていく。

・・・こんな感じでいいでしょうか・・?? 明日はまた図書館で卒論のためにこもります!!
by mewspap | 2008-06-23 23:02 | 2008年度ゼミ


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