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レヴューその① 夏休みの風物詩、読書感想文(K.M.) 

先月分投稿してなくてすみません…。
夏休みということでなつかしの読書感想文?書いてみました。

『バカのための読書術』小谷野 敦(ちくま新書)

バカにつける薬はないか、と本屋さんで新書を探してた時に見つけた本です。
でも実際に読んでみたら、ちょっと微妙な感じでした。
読書術指南本というより、筆者が自分の読書体験を語ってる部分の方が多かったので。

でも、1つ卒論につながりそうな所がありました。

曰く、文学作品以外の文章は
A. 自分がこうあるべきだ、と考えていることを主張する文章
B. 事実を提示しようとする文章
の2つに分けられるそうで、学者はB.をめざすべきだそうです。

なるほどな、と思いましたが、卒論の場合はどうなんでしょう?
フィクションの作品をテーマに論文書いてるのなら、
B.の事実の提示って無理なんではないかな~と私は思うんですが。
科学論文みたいに「こういう実験をするとこんな結果が得られる」的な事実は
フィクションの中にはないですよね。
でもA.はそもそも評論には当てはまらないし。

今スケルトンを書き直しているのですが、結論への持って行き方にいつも悩みます。
「1~3章で見たように…である事が分かった」だけでいいのか、
それとも「1~3章で…である事が分かった。なのでこれは○×な作品と考えられる」か。
どっちが評論の論文らしいんですかね?

なんだか考えすぎて文学批評の論文って何の為にあるんだろ~とか
根本が分からなくなってきました。
by mewspap | 2007-08-19 01:26 | 2007年度ゼミ


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