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よしなしごとのつぶやき:陽だまりの猫(Mew's Pap)

風邪が治らない。

一年分の疲れがどっと出たのだろか。
もしかしたら、最近まとめて大量の「悪文」を読んだせいかもしれない。

外は寒い。一週間以上前に降った大雪がまだ溶けずに凍り付いている。
と言うことでごろごろと仔猫と遊ぶ。
と言ってもうちの子のことではない。

よしなしごとのつぶやき:陽だまりの猫(Mew\'s Pap)_d0016644_15282034.jpg嗚呼、カンパネルラ! どんなにどんなに、ぼくはあの暖かそうな陽だまりの猫になりたひと思つたことだらう(@ジョバンニ)。

陽だまりの猫。

なんていい響きなんでしょう。

このアメショーは今年のクリスマスにサンタさんがうちの仔猫にくれたプレゼントである。
「夢猫」という。よしよしすると鳴き声をあげ、ごろごろ喉を鳴らす。
放っておくと不機嫌になる。

ちょっと流行遅れなのだが、サンタさんはちゃんとうちの仔猫のリクエストに応えてくれた。
おそらくもうおもちゃ屋には在庫がないので、ネット購入でご苦労をされたにちがいない。

うちの仔猫はこの「夢猫」に名前を付けて(「アリス」だと、ダサ。「ジュウシマツ」がいいと進言したのだが却下された)、自分の子として可愛がっている。
すなわち系図学(genealogy)に照らせば、猫元せんせの「孫」に相当する。
やっほ、私がじいさんだよ。

最近、うちの仔猫は学校やTVで覚えたお気に入りの言葉をひたすら連発する。
好きな言葉は「むてきっ」「ショボッ」「笑える」「むなっ」「なんでやねん」「なにゆうてまんねん」である。
クリシェをなぞるのも成長過程のうちとはいえ、ぜんぜんオリジナリティがない。

かつて言語習得過程では、オリジナリティと滋味にあふれたおもしろい言葉を連発していた。
自分の「ちっちゃい手」を「てったいち」と言い間違えていたのもそのひとつ。
意外にこの表現には音声学上および音韻論上のある整合性、論理性一貫性がある。
「たと」が入れ替わっているのだが、ローマ字表記すればそれがより明確である。
chi chai te
te tai chi

これは「トウモロコシ」の言い間違え「トウモコロシ」(メイ@『となりのトトロ』)よりも奥が深いと言ってよろしいかと思う。
こちらは単に一カ所相前後しているにすぎない。
to mo ro ko si
to mo ko ro si
最後の「シ」以外は4文字すべて"o"母音なので、ありがちな言い間違えである。
別に「トウモコロシ」でなくて、
トウロコモシ
でもいっこうにかまわない。
トウコモロシでもモウロコトシでもモウコロトシでもモウトロコシでもロウトコモシでもロウコトモシでもコウロモトシでもコウモトコシ・・・でもよい。

え、よくない?

ふう。ごはん作るとしよう。

獲ったどー!(濱口優@「一ヶ月一万円生活」)
よしなしごとのつぶやき:陽だまりの猫(Mew\'s Pap)_d0016644_1634876.jpg晩ごはんはジンベイザメの煮付けでもアリス(ダサ)とわけわけして食べよう。

むなっ。
by mewspap | 2005-12-31 16:06 | Mew's Pap


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