『グリーン・マイル』、『スタンド・バイ・ミー』基本データ(okaryo)

『グリーン・マイル』(The Green Mile,1999)
監督 フランク・ダラボン
原作著者 スティーヴン・キング
原作発表年 1996年

主要登場人物
ポール・エッジコム:主人公。元コールド・マウンテン刑務所Eブロックの看守主任。在職中、78回の死刑執行の指揮をとった。「死」に最も近い人生を送ってきたにも関わらず、皮肉にも自分の「死」からは最も遠く、死を待っている。
ジョン・コーフィ:双子の幼女を殺害した罪でコールド・マウンテン刑務所に投獄されることになった、身長2m、体重126kgの大男の黒人。暗闇を恐れ、不思議な力を持っている。子供のように純粋な心を持っている。頭が悪い。
ブルータス・ハウエル:ポールの相棒であり、正義感の強い大男。Eブロック副主任。
パーシー・ウェットモア:看守の1人。州知事と義理の血縁関係にあり、コネがあることをいいことに好き放題振舞っている。
ディーン・スタントン:看守の1人で比較的若い。繊細で涙もろい。看守の中で唯一幼い子供がいる。
ハリー・ターウィルガー:看守の1人。冷静で物静かな性格。
ハル・ムーアズ:コールド・マウンテン刑務所の署長。妻・メリンダが難病を患っており、そのことで頭を抱えている。ポールとは家族ぐるみで仲が良い。
エデュアール・ドラクロワ:南部系フランス人の死刑囚。ミスター・ジングルスと名付けた鼠を飼育している。パーシーと相性が悪く、死刑を任されたパーシーのせいで惨死する。
ウィリアム・ウォートン:凶悪な囚人。少女2人を殺害した真犯人でもある。コーフィの力で錯乱状態に陥ったパーシーによって銃殺される。

あらすじ(映画)
主人公のポール・エッジコムが老人ホームで友人のエレインに60年以上前の話を聞かせるといった形で進行していく。
1935年、アメリカの刑務所。死刑囚監房で看守を務めるポールのもとに、一人の大男が送られて来る。双子の少女を強姦殺人した罪を持つ死刑囚ジョン・コーフィは、その風貌や罪状に似合わないほど弱く、繊細で純粋な心を持っていた。これと同時期に、知事の妻の甥であるパーシーが看守となり、傲慢な態度で他の看守たちから嫌われる存在になる。
ある時、コーフィは触れるだけで、ポールの重い尿路感染症を治してしまう。彼はその後もミスター・ジングルス(ネズミ)の命を救い、これを見た看守たちは、彼はその不思議な力を神から授かった特別な存在なのではと考え始める。同時にポールは悩む。コーフィが電気椅子に送られること。それを行う自分たちは大きな過ちを犯しているのではないかと。
しばらくして、ウィリアム・ウォートン―通称“ワイルド・ビル”という凶悪な死刑囚が送られてくる。コーフィはハルの妻・メリンダから吸い取った病気をすぐに吐き出さず、パーシーに移した。パーシーは錯乱状態となってウォートンを銃で撃ち殺し、まもなく精神病院に送られた。それからコーフィはポールの手を取って双子の少女の殺人事件の真相を伝え、ポールはウォートンが双子の少女を殺害した真犯人だったと知る。しかし、コーフィの冤罪を覆す証拠は存在せず、死刑執行が決定される。ポールたちはコーフィに脱獄を勧めるが、コーフィはそれを拒否して死ぬことを選んだ。数日後、コーフィは電気椅子に送られ、ポールの手で処刑された。
その後、ポールは108歳になっても健康に生き続け、ミスター・ジングルスも60年以上生き続けていた。これはコーフィの力の副作用によるものだったが、ポールは自分がコーフィを処刑したことで神から罰を与えられ、家族や友人全員より長生きすることになると信じている。そしてミスター・ジングルスの異常な長寿ぶりから、自分が死ぬのは遠い先のことだろうと考えている。

原作と映画との主な相違点
・映画ではエレインに話しながら過去を振り返るが、原作では過去を書き留めることで振り返る。
・原作での回想の主な舞台は1932年。
・原作ではメリンダ・ムーアズを救出に行く前にポールがコーフィが犯人でないことを確信している理由を説明するシーンがあるが、映画ではカットされた。
・原作では過去と並行して現在でも老人ホームでストーリーが展開していくが、映画版では過去の話のみとなっている。
・死刑囚の一人、アーサー・フランダースが登場しない。
・映画版でははっきりと描かれていないが、原作では90年代の現在でミスター・ジングルスは死亡する。
・終盤、ポール達がコーフィに映画を見せるシーンは映画版オリジナル。




『スタンド・バイ・ミー』(Stand by me,1986)
監督 ロブ・ライナー
原作著者 スティーヴン・キング
原作発表年1982年

主要登場人物
ゴードン・ラチャンス:主人公。愛称は「ゴーディ」。性格は内向的で真面目。物語を作る才能がある。年の離れた兄デニーを事故で亡くし、両親からもその影響で冷遇されているため、コンプレックスを抱いている。
クリストファー・チェンパーズ:愛称は「クリス」。ゴーディの親友。賢いがアル中の父親と不良の兄がいて、将来を悲観している。
セオドア・ドチャンプ:愛称は「テディ」。大きな眼鏡をかけている。父を尊敬してはいるが、反面彼から虐待を受けた過去も持つ。命を軽く見ている。
バーン・テシオ:臆病でうっかり者。不良グループの兄ビリーの会話から死体についての情報を盗み聞きした。
エース・メリル:不良グループのリーダー。
アイボール・チェンバーズ:クリスの兄。いつもエースの隣にいる。
デニー:ゴーディの兄。アメフトのスター選手であり、ゴーディのことを誰よりも理解してくれた良き兄であった。自動車事故により死亡。
ゴーディの父: 「お前が代わりに死ねばよかった」とゴーディに言ってしまうほど、兄を愛していた。
ゴーディの母:デニーを事故で亡くした悲しみで活気を失っており、ゴーディにも関心を示さない。

あらすじ(映画)
作家ゴーディ・ラチャンスが“弁護士クリス・チャンバース刺殺される”という新聞記事に目を留め、遠い過去の日を思い起こす。オレゴン州キャッスルロックは人口1200あまりの小さな町。12歳のゴーディは、文章を書くことに才能の片りんをのぞかせる感受性豊かな少年だった。彼にはクリス、テディ、バーンという3人の仲間がいた。ある日、バーンがエースをボスとする不良グループにいる兄の会話を盗み聞きした、30キロ先の森の奥に死体があるという情報を持ってきた。死体を発見したら町の英雄になれる!キャッスルロックという小さな世界しか知らなかった少年たちにとって、それは初めて体験する大冒険だった。翌日、4人はついに死体を見つけた。だが、そこヘエースたち不良グループが死体を横取りしようと現われた。テディとバーンは逃げ出すが、クリスは毅然とした態度で立ち向かった。怒ったエースはナイフでクリスを刺そうとした瞬間、ゴーディが拳銃をエースに突きつけた。少年たちの気迫に押されてエースたちは退散した。冒険は終わり、4人はそれぞれ帰路についた。以来、バーンとテディは徐々に仲間から離れていくようになった。その後、クリスは一念発起して弁護士になり、ゴーディは作家になった。今、ゴーディはあの時のような友だちを2度と持つことはなかった、と思い出にひたるのだった。

原作と映画との主な相違点
・食料を調達しにいった店で店主に騙されそうになる場面が映画では描かれていない。
・映画ではグループのうちクリスだけが死んでしまうが、原作では、ゴーディ以外の3人はそれぞれ違う死に方でみんな死んでしまう。
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by mewspap | 2012-08-16 02:49 | 2012年度ゼミ


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