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よしなしごとのつぶやき:王国のプールと矢井田瞳(Mew's Pap)

昨日は親戚の子どもたちを連れて、義兄らと一緒に車2台で東条湖にある「おもちゃ王国」のプールで半日遊ぶ。

かつての東条湖ランドもなくなって、経営を引き継いだのが「おもちゃ王国」である。
阪神パーク、宝塚ファミリーランド、あやめ池遊園地と次々と廃園になる関西の遊園地リストに東条湖ランドも連なったが、経営が変わって続いている。

UFJとかTDLやTDS(行ったことないけど)とちがって、「おもちゃ王国」は昔ながらの遊園地でなんかあか抜けせず、妙に洗練されていないところがよい。

関東出身の私は阪神パークやあやめ池遊園地には行ったことがないけれど、廃園前の宝塚ファミリーランドと東条湖ランドにはなんとか「間に合って」行った。
かつて小学生のころ、東京の豊島園遊園地にはときおり友だちとプールに行ったが、関西とちがって東京の遊園地は健在であろうか。

王国のプールに向かう道すがら、後部座席に寝ころんで朝刊を開くと、久しぶりに矢井田瞳が本学のパブリシティに駆り出されて大きな記事になっていた。
そうそう、卒論はアルベール・カミュだったんですね(前に誰かに聞いた)。

けっこう前のことになるけど、確かNHKの「トップランナー」という番組(だったと思う)に、矢井田瞳が出演していた。
スタジオに数十名程度のオーディエンスを呼んでのトーク番組である。

ばりばり大阪弁で人懐っこいあの「にゃはははは」笑いをあげながら言うのに、よく子どものころから瞬間的な思いつき歌詞にメロディをつけて大きな声で歌っていたとのこと。
それから、学校からの帰り道、目に入ったお店の看板の文字なんかに、アドリブで次々とメロディをつけて、歌って歩いたそうである(かなり変わった人である)。

「へぇ」と感心した司会の女性(確かほんわかキャラのはなさんだったと思う)が、じゃヤイコさん、今この場の雰囲気を歌詞にして歌ってくれませんか、といかにも無邪気に頼むと、最初は「ええっ」と困った顔をしていたものの、オーディエンスを見回すや突如アカペラで歌い出す。

そのシンプルな歌詞とメロディを一回聴いただけで覚えてしまった。こんなの。

この出会いはひとつだけ
これからもずっと
この出会いを忘れない
もう少しだけいたい

おお、やっぱり「歌手」だぜ。しゃべっているときとぜんぜん発声法が違って、「朗々と」響きわたる声である。

ということで、矢井田瞳と言えば、私が知っている曲はこのアカペラのインプロヴィゼーションだけなのである。
by mewspap | 2005-08-17 10:35 | つれづれレヴュー


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